EXHIBITIONS

大正ロマンとモダンデザイン

~大正イマジュリィの世界~

2019.08.03 - 09.16

杉浦非水 『非水図按集』第1集 1915

小林かいち 絵はがきセット《灰色のカーテン》 1925-26頃 

恩地孝四郎(装幀) 竹内端三『日本児童文庫 面白い数字』 1928 アルス

「イマジュリィ」とは、イメージ図像を意味するフランス語で、本や雑誌の装丁や挿絵、ポスターやチラシといった広告、絵はがきや絵封筒、マンガなど、大衆的な複製の総称。大正から昭和にかけて印刷技術の進歩により複製技術が発達した日本でも、ポスターやチラシ、絵はがきなどの「イマジュリィ」を自分のものとして楽しむことができるようになった。

そのなかでも、竹久夢二や杉浦非水ら著名画家やデザイナーが手がけた、「大正ロマン」と呼ばれる乙女チックで抒情性漂うものや、斬新で洗練された「モダンデザイン」などが人気を博し、街中を彩った。

 本展では、明治・大正・昭和に移り変わる1910年代に、ヨーロッパの芸術動向に注目しながら、新しい表現を模索した13人の芸術家、藤島武二、橋口五葉、杉浦非水、坂本繁二郎、広川松五郎、岸田劉生、富本憲吉、高畠華宵、竹久夢二、橘小夢、古賀春江、小林かいち、蕗谷虹児(ふきや・こうじ)の作品を中心に500点以上を一堂に展示。

 アール・ヌーヴォーやアール・ デコの様式、抒情性を帯びた美人画、都市モダニズムなど、西欧の文化も交じり合った様々なイマジュリィの世界を紹介する。