EXHIBITIONS
世界報道写真展2019
「世界報道写真展」は1955年にオランダのアムステルダムで、世界報道写真財団が発足したことにより、翌年から始まったドキュメンタリー、報道写真の展覧会。第62回となる今回は、「現代社会の問題」「一般ニュース」「長期取材」「自然」「環境」「スポーツ」「スポットニュース」、そして昨年の「人々」にかわり「ポートレート」の部の8部門において、25ヶ国43人が受賞者に選ばれた。また新たに、複数の写真で様々な事象を表現した作品を評価する「世界報道写真ストーリー大賞」が設けられ、報道写真の表現が広がりを見せている。
「スポットニュース」の部では、メキシコとアメリカの国境で、母親の取り調べ中に泣き叫ぶホンジュラスの少女をとらえたジョン・ムーアが受賞。「一般ニュース」の部では、サウジアラビアのカショギ記者が行方不明になった事件で、サウジの総領事館に押し寄せる報道陣の姿を写した作品が選ばれたほか、シリアで続く内戦やコロンビア革命軍の元女性兵士の暮らし、オランダ領キュラソーのベニイロフラミンゴを撮影した作品など、いずれの作品も報道カメラマンたちの熱量を伝えている。
東京都写真美術館では、大賞などを含む8部門の受賞作品を展示。世界各地の出来事を収めた写真の数々を通して、「いま」に目を向けたい。
「スポットニュース」の部では、メキシコとアメリカの国境で、母親の取り調べ中に泣き叫ぶホンジュラスの少女をとらえたジョン・ムーアが受賞。「一般ニュース」の部では、サウジアラビアのカショギ記者が行方不明になった事件で、サウジの総領事館に押し寄せる報道陣の姿を写した作品が選ばれたほか、シリアで続く内戦やコロンビア革命軍の元女性兵士の暮らし、オランダ領キュラソーのベニイロフラミンゴを撮影した作品など、いずれの作品も報道カメラマンたちの熱量を伝えている。
東京都写真美術館では、大賞などを含む8部門の受賞作品を展示。世界各地の出来事を収めた写真の数々を通して、「いま」に目を向けたい。