EXHIBITIONS

沖縄を描いた画家 1930-1950’s

川端彌之助 南方夕照 1941

 1930年代の日本では、沖縄への観光が流行し、多くの日本人画家が沖縄を描いた。本展では沖縄県立博物館・美術館のコレクションの中から、30〜50年代にかけて、沖縄を題材に制作された作品を紹介する。

 出展作品は、藤田嗣治、北川民次、山川清、川端彌之助、伊藤清永、斧山萬次郎、鳥海青児などの県外画家と、宮平清一、読谷山朝典、宮城与徳、糸数晴甫、親泊英繁など沖縄の画家による、およそ40点。同時代の作品を比較し、表現の違いについて検証する。

 また、新たに収蔵された、川端彌之介の《南方夕照》(1941頃)や、山川清《那覇久米町の家》(1944)、田川勤次《南国》(1935年)なども並ぶ。