EXHIBITIONS

飯村隆彦 河合政之「Out of Frame」

MORI YU GALLERY KYOTO
2019.07.13 - 09.01

飯村隆彦 A Chair and the Projected 2019

河合政之 Trans-flux no.1 2019

 一貫して哲学的な映像作品を発表し続けるアーティスト、飯村隆彦と河合政之による2人展が開催される。

 飯村は1937年東京都生まれ。59年慶應義塾大学法学部卒業後、実験映画の制作を開始し、60年代にハプニングのオノ・ヨーコ、画家の赤瀬川原平、作曲家の小杉武久、暗黒舞踏の土方巽らの前衛芸術家の協力を得ながら、個人で前衛映画を制作。アヴァンギャルドのパイオニアとして活躍し、70年代以降は、映像や時間経験の本質に迫るコンセプチュアルな作品群を手がけている。

 河合は1972年大阪生まれ。哲学的かつ先鋭的な映像作品を制作し、これまで世界30ヶ国以上で上映・展示。映像の本質をつねに問い続けながら、映画、現代美術、メディア・アートなど既成のジャンルにとらわれない幅広い活動を行う。また展覧会のオーガナイザーとしてヴィデオ・アートのプロジェクトも展開。2018年には、飯村とともにアートバーゼル香港に参加した。

 本展では、「見る」ことと「見られる」ことの本質に迫ろうとした飯村の初期の映像作品《CAMERA, MONITOR, FRAME》(1976)と、新作ドローイング数点を展示。さらに、60年代初期から始めた実験映画の方法をヴィデオアートに結合し、知覚における実験を試みた飯村のコンセプチュアル・ヴィデオ作品《A CHAIR》(1970)を、飯村自身がインスタレーションとして再解釈した新作もあわせて公開する。

 いっぽう、河合は新作オブジェ《Trans-flux》(2019)を発表。そして、制作を続けてきた「半透明」がコンセプトのシリーズ「Video Feedback」の新展開を見せる。