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サンドラ・ビニオン「蒸化(ディスティレ)」

© Sandra Binion

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 サンドラ・ビニオンは1970年代の半ばより活動するパフォーマンス・アーティスト。活動初期では、パフォーマンスの幕間に映画やビデオを取り入れた作品を制作し、近年は視覚的なイメージ、音、話し言葉を用いた「室内的」ビデオ作品を発表している。

 本展は、フランスの小説家フロベールの『ボヴァリー夫人』のイメージとアイデアを「蒸留」することによって、作品の本質を抽出し、小説的雰囲気を繊細につくり直そうと試みるもの。すでに各国で高く評価されている《蒸化(ディスティレ)》は、まずインスタレーションとして構成されたイメージのきらめき、瞬間の印象や小説の断章をビデオ作品で紹介する。そして音、映像、オブジェ、香りによって本に纏わる思い出を喚起し、言葉のない詩的状況の想像的組み合わせによって、新しい芸術のあり方を提示する野心的な作品である。