EXHIBITIONS

ジョアン・ミロの彫刻

―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション

ジョアン・ミロ 女性 1971 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵 © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 G1765

ジョアン・ミロ 人物(頭と鳥) 1973 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵 © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 G1765

ジョアン・ミロ 頭と鳥 1971 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵 © Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 G1765

 故郷・バルセロナの自然を背景に鳥や女性、星などのモチーフを描き、独自の境地を切り拓いたジョアン・ミロ(1893〜1983)。

 ガリ美術学校の在学中は印象派やフォーヴィスム、キュビスムの作品に影響を受けつつ、90歳で生涯を終えるまで奔放な表現の世界を探求し続け、20世紀を代表する作家のひとりとなった。画家として広く知られるミロだが、絵画のみなざらず様々な分野で活動。1944年以降、彫刻を積極的に手がけ、優れた作品を数多く生み出した。

 本展では、アサヒビール大山崎山荘美術館が所蔵するミロの彫刻作品14点を一挙に公開。絵画作品も加え、「鳥」「女性」「人物」など、とりわけ好んだ主題を掘り下げながら、生き生きとしたミロの芸術の魅力を紹介する。