EXHIBITIONS

書物にみる海外交流の歴史~本が開いた異国の扉~

2019.06.22 - 08.04

司馬江漢撰 『日本創製銅版新鐫 天球全図』のうち「ヲルレレイ図」 江戸時代・寛政8(1796)年頃刊 静嘉堂文庫蔵 全期間展示

司馬江漢撰 『日本創製銅版新鐫 天球全図』のうち「天球図(部分)」 江戸時代・寛政8(1796)年頃刊 静嘉堂文庫蔵 全期間展示

晋・郭象注 唐 成玄英疏 『南華真経注疏』 南宋時代(13世紀) 静嘉堂文庫蔵 重要文化財 全期間展示

『倭玉篇』  室町時代(16世紀) 静嘉堂文庫蔵 全期間展示

堀達之助編 『英和対訳袖珍辞書』 江戸時代・文久2(1862)年刊 静嘉堂文庫蔵 全期間展示

 四方を海に囲まれた国、日本。それにも関わらず、その長い歴史を通して他国との往来が途絶えることはなかった。わが国の歴史と文化は海外交流の中で育まれていったといえるだろう。

 本展は、書物を通して、日本と海外の交流の歴史を改めて振り返る展覧会。「古く、海外からもたらされた書物」「海外の文化や情報を紹介した書物」「海外の本の影響を受けて著された日本の書物」「異国の『ことば』を理解する、辞書や字典」の4つのテーマに大きく分け、各時代の日本で最先端の情報をもたらした書物やそれらをもとに日本風に改編した本、異国の情報を受容するために重要な役割を担った辞書や辞典などを紹介する。