EXHIBITIONS

multiple exposure / contact Gonzo × FL田SH

2019.06.23 - 07.21

「Performing Histories: Live Artworks Examining the Past」展(ニューヨーク近代美術館[MoMA])のためのパフォーマンス 2013 Photo by Choy Kafai

contact Gonzo の展示風景 「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」展(国立国際美術館、2011 )より 写真=福永一夫

FL田SH 店内 2018 Photo by Kazunori Harimoto

本展ちらし

 contact GonzoとFL田SHによるコラボレーション展が開催。contact Gonzoがこれまでのパフォーマンス中にインスタントカメラで撮り貯めた膨大な写真群を、FL田SHが選定・リソグラフ印刷を行った共同作品を発表する。

 contact Gonzoは2006年に結成。肉体の衝突を起点とする独自の「牧歌的崇高論」を構築し、即興的なパフォーマンス作品や映像、写真作品を制作、マガジンの編集なども行う。現在のメンバーは、塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZEの4名。メンバーそれぞれの分野でも際立って活躍している。

 会場となるFL田SHは、企画展示、展示作家の関連商品、セレクトした出版物などによって構成されるショップとギャラリー、リソグラフ印刷スタジオが三位一体となったスペース。高田光、吉田尚弘の2名が企画運営。店内空間を、新しいものごとが始まる路上(ストリート)と仮定し、現代美術・ストリートアート・ファッションといった様々な分野との出会いを結ぶ。

 本展では、身体がぶつかる瞬間やその偶然をとらえたcontact Gonzoの写真をFL田SHの思考と方法で再構成。contact Gonzoの方法論を応用したリソグラフは、重ね合わせぶつけ合うことで不規則に時間やイメージが関わり合い、新しい緊張感や違和感を生み出す。