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青崎伸孝「あったかもしれない椅子、たぶんウォルトディズニー、ほぼアイスクリーム、いま表参道」

void+|06.06 - 06.27

© Nobutaka Aozaki

 ニューヨーク在住のアーティスト・青崎伸孝が国内では3年ぶりとなる個展「あったかもしれない椅子、たぶんウォルトディズニー、ほぼアイスクリーム、いま表参道」を開催する。

 青崎は1977年鹿児島県生まれ、2005年に渡米。スクール・オブ・ヴィジュアル・アーツやニューヨーク市立大学ハンター校で学んだ後、現在もニューヨークを拠点に活動。様々な人種や国籍、文化背景を持つ人々が生活する同地で、青崎は多様な価値観やアイデンティティの形成について、コンセプチュアルな手法を用いた作品でそのあり様を実証している。

 11年には、複数のスターバックスのカップに、青崎の名前が間違った綴りで書かれた作品《Names on Starbucks Cups》を発表。店員の聞き間違いで書かれた名前に自身の存在を重ね、異文化間の誤読や誤解をポジティブに受け止めて、その集積が自身のアイデンティティの形成に寄与していることを示唆した。

 12年より制作する「From Here to There」シリーズは、街ゆく人々に道を訊き、地図のメモの断片からもうひとつのマンハッタンの地図を描き出した作品。アイデンティティが自身の主張だけでなく、コミュニケーションにおける齟齬や誤解によっても更新されていくことの可笑しみや豊かさを表出させ、多様な価値観や文化背景を持った人々が共存する現代社会のあり様について考えを巡らせている。

 本展では、ニューヨークの街で偶然出会った見知らぬ誰かの断片から、その人の生活や文化背景を想像する2つのシリーズ「Recovered Paintings」(2015-19)、「Goroceries Portraits」(2018-)を初公開。void+周辺での滞在制作で手がけた新作も発表予定。