EXHIBITIONS
はじめての古美術鑑賞
絵画のテーマ
日本の古美術の魅力をわかりやすく解説する根津美術館の展覧会シリーズ「はじめての古美術鑑賞」。4回目では、近世以前の日本絵画の「テーマ」を知る展示が開催されている。
日本で本格的な絵画制作が始まったとされるのは、飛鳥・奈良時代(7〜8世紀)のこと。しかし当時の遺品は少なく、そのほとんどが仏教に関係する作例となっている。これに続く平安時代(11世紀)では、王朝文学が盛行。多くの物語絵が描かれ隆盛を迎えた。その後、鎌倉時代後期(13世紀)になると、禅の興隆とともに、中国から禅宗関係の人物画が到来。やがて室内を飾る屏風や襖にも中国の故事などが採用されることが一般的となった。
本展では、水墨の作例を中心に、日本における様々な絵画の「テーマ」の変遷を紹介。一見理解し難い作品の意味を伝え、より深い作品理解のための手助けをする。
日本で本格的な絵画制作が始まったとされるのは、飛鳥・奈良時代(7〜8世紀)のこと。しかし当時の遺品は少なく、そのほとんどが仏教に関係する作例となっている。これに続く平安時代(11世紀)では、王朝文学が盛行。多くの物語絵が描かれ隆盛を迎えた。その後、鎌倉時代後期(13世紀)になると、禅の興隆とともに、中国から禅宗関係の人物画が到来。やがて室内を飾る屏風や襖にも中国の故事などが採用されることが一般的となった。
本展では、水墨の作例を中心に、日本における様々な絵画の「テーマ」の変遷を紹介。一見理解し難い作品の意味を伝え、より深い作品理解のための手助けをする。