EXHIBITIONS
奈良大和四寺のみほとけ
奈良県北東部に所在する古刹、岡寺・室生寺・長谷寺・安倍文殊院の四寺は、いずれも7〜8世紀に創建され、魅力に富んだ仏像を伝えている。この四寺が建立された奈良北東部は、大和政権が都が置かれた土地と伝承され、また飛鳥時代には政治の中心地であり「国中」とも呼ばれた。かつての国の中心部に建っていた四寺は現在「奈良大和四寺」と称され、多くの参拝客を迎えている。
本展では、大和の古寺から卓越した造形と厚い信仰を物語るみほとけを公開。奈良時代に流行した木心乾漆造の岡寺の義淵僧正坐像、平安時代初期の重厚な特色を備える室生寺の釈迦如来坐像、鎌倉時代に高度な技術で造られた長谷寺の十一面観音菩薩立像、そして安倍文殊院本尊の像内に納められていた文書など、国宝4件および重要文化財9件を含む名品が一堂に展示される。
本展では、大和の古寺から卓越した造形と厚い信仰を物語るみほとけを公開。奈良時代に流行した木心乾漆造の岡寺の義淵僧正坐像、平安時代初期の重厚な特色を備える室生寺の釈迦如来坐像、鎌倉時代に高度な技術で造られた長谷寺の十一面観音菩薩立像、そして安倍文殊院本尊の像内に納められていた文書など、国宝4件および重要文化財9件を含む名品が一堂に展示される。