リチャード・オードリッチ個展

　リチャード・オードリッチは1975年アメリカ・ヴァージニア州生まれ。現在、ニューヨークを拠点に活動。近年の個展を、ドン・ドーンムズ美術館（ベルギー、2016）、ホワイトコラム（ニューヨーク、2015）、サンフランシスコ近代美術館（2014 ）で開催。また、絵画展「Forever Now」（ニューヨーク近代美術館、2014）やホイットニービエンナーレ（2010）などの展覧会にも参加している。

　長い時間をかけるときもあれば、感情と状況が結びついて完結することもある、独自の制作過程を踏むオードリッチ。抽象的な絵画は静止した印象を持ちながら、作品そのものが「存在」に満ちた状況へと鑑賞者を導く。

　本展は、MISAKO & ROSENでの3年ぶりとなる個展。なお同時期に開催される「抽象世界 - Abstraction : Aspects of Contemporary Art」展（国立国際美術館、5月25日～8月4日）にも出展する。