EXHIBITIONS

本と美術の展覧会vol.3

佐藤直樹展:紙面・壁画・循環

佐藤直樹 その後の「そこで⽣えている。」(部分) 2014-2019 佐藤直樹個展「秘境の東京、そこで⽣えている」会場⾵景(アーツ千代⽥3331、2017) 作家蔵

佐藤直樹 はじめの「そこで⽣えている。」 2013 「TRANS ARTS TOKYO 2013」会場⾵景(東京電機⼤学旧校舎、2013) 作家蔵

佐藤直樹 植物⽴像 2017 作家蔵

エディトリアルデザイン(1989-2014)の展⽰イメージ

『ART iT』 左:Vol.2 No.1 2004年1⽉、リアルシティーズ 右:No.21 2008年10⽉、リアルシティーズ

『くくのち』1、2005年、⽇本国際博覧会協会

 美術館と図書館の複合施設である太田市美術館・図書館が継続的に実施する「本と美術の展覧会」。第3弾では、デザイナー/アートディレクターの佐藤直樹を迎えて開催する。

 佐藤は1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学んだ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。94年の『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任し、98年にはアジール・デザイン(現・アジール)を設立した。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。12年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」をきっかけとして絵画制作に力を入れ、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加した。

 絵画に重きを置くようになったことについて、「それまで意識したことのなかったある場所の気配に身体が反応した」からと言う佐藤。13年には木炭壁画「そこで生えている。」の制作を開始し、完成が想定されないまま、幅160メートルを超えて日々成長している。

 本展は、佐藤のデザインと絵画の仕事をはじめて同時に展観するもの。「本と美術は、同じ場所から生まれてきているんじゃないか」「一番奥深いところまで潜ったら、何があらわれるのか」と問いかける佐藤の仕事から、「本」と「美術」について考える機会とする。