EXHIBITIONS

「大地の芸術祭」の里 越後妻有2019春

「大地の芸術祭」の里
2019.04.27 - 05.06

草間彌生 花咲ける妻有 Photo by Osamu Nakamura

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン 最後の教室 Photo by H.Kuratani

白井美穂 西洋料理店 山猫軒 Photo by Osamu Nakamura

 新潟県十日町市・津南町で2000年から3年に1度開催されてきた「大地の芸術祭」。その舞台となる「大地の芸術祭」の里には、本祭をきっかけに数々のアートが誕生し、いまでは屋内外に約200のアートが点在している。

 雪解けを迎えた里山では、ついに野外アートが一斉公開され、各美術館や施設では、春の展覧会もスタート。トンネル空間をアート作品に変貌させるマ・ヤンソン/MADアーキテクツによる「Tunnel of Light」(清津峡渓谷トンネル、常時展示)、物体の関係を可視化する河口龍夫の作品展「河口龍夫-時の羅針盤」(磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]、4月27日〜5月6日)などが開催されるほか、光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品「光の館」(不定休)も日中開放される。

 またゴールデンウィーク期間にあわせ、旧ユーゴスラビア出身の作家、マリーナ・アブラモヴィッチの宿泊体験型作品《夢の家》や、彫刻家の鞍掛純一が本大学芸術学部彫刻コースの有志とともに手がけた《脱皮する家》への宿泊も可能に。そして「大地の芸術祭」のプレイバックツアーを2パートで実施し、2009〜2018年と、2000〜2006年の本祭開催時に展示された作品を巡ることができる。

 詳細は公式ウェブサイトをチェック。作品廻りには「大地の芸術祭公式ガイドアプリ」がおすすめだ。