EXHIBITIONS

表良樹個展「等身の造景」

2019.04.20 - 05.25

表良樹 Tectonics_drums#1 2019 © Yoshiki Omote Courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

表良樹 Tectonics_drums#1 2019(部分) © Yoshiki Omote Courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

表良樹 Tectonics_drums#1 2019(部分) © Yoshiki Omote Courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 表良樹(おもて・よしき)は1992年大阪生まれ。2014年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形領域卒業、16年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。地殻変動や大気といった普段とらえづらい大きな現象を実感できるような、日常的なスケールの彫刻作品を制作している。

 作品の素材には主にプラスチック製の日用品を使用。地殻変動をモチーフにした彫刻作品《Tectonics》では、プラスチックの内部に、様々な色相のポリエステル製樹脂を流し込み、攪拌、積層させた後、落下などの衝撃を与えて断面を露わにしている。

 主なグループ展に「群馬青年ビエンナーレ2019」(群馬県立近代美術館)、「六甲ミーツアート2018」(六甲カンツリーハウスほか、兵庫)など。「第3回CAF賞」(2016)で最優秀賞、「アートアワードトーキョー 丸の内 2016」で木村絵理子賞を受賞した。

 本展では、《Tectonics》と、大気の運動を表現した平面作品《Turbulence》でギャラリー空間を構成。鑑賞者の一人ひとりがそれぞれの立ち位置やスケール感について、いかに実感できるかを問いかける。