EXHIBITIONS

生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展

+ AOKIT / 3Dになった絵画世界 / by 青木世一

高崎市美術館|04.13 - 06.22

松本忠義 錬金通りにて 1984

松本忠義 犬達の窓 1976

豊田一男 喰う人 1957

豊田一男 合唱 1976

 高崎市出身の松本忠義と、札幌市に生まれ生涯の大半を高崎で過ごした豊田一男。後に戦後日本美術に大きな足跡を残すことになる2人は、13歳で群馬県立高崎中学校(現・県立高崎高校)に入学し、2年上級の山口薫から大きな刺激を受けて画家を志した。

 身近な動物や風景から内なる幻想を紡いだ松本、環境破壊や戦争の愚かさを、ユーモアと詩情を込めて見つめた豊田一男。両者の生誕110周年を記念した本展は、青春時代からよき友・ライバルとして切磋琢磨しながら、やがてまったく異なる世界観を画中に体現した2人の画家の作品と制作を振り返る。

 さらに、2次元の絵画を三次元の立体造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」で知られる青木世一をゲストに迎え、松本の代表作品《錬金通りにて》 を立体再現して展示。高崎市内に実在する風景を描いた同作をほぼ実物大に起こした模型には、来館者も実際に入ることができる。