EXHIBITIONS

Feelings for a Spider

2019.02.22 - 02.28

メインビジュアル

 清水将吾、小林優平、高見澤ゆうのプロジェクトが運営するギャラリースペース「4649」で、オーストリアのアーティストをキュレーターに迎えた、国内外の女性アーティストのグループ展が開催されている。

 参加作家は、人間の自尊心をテーマに描く皆藤齋、絵画を通して共通の記憶を探る水上愛美のほか、波能かなみ、Teuta Jonuzi、Aline Sofie Rainer、蔡遠辰(サイ・エンタツ)、Maria Silchenko、Iben Zorn & Sarah Ortmeyer。

 キュレーターのAline Sofie Rainerが六本木ヒルズ入り口にある、ルイーズ・ブルジョワ作の巨大な蜘蛛の彫刻作品《ママン》を見たことに端を発する本展。フェミニズム、あるいは女性について考えるとともに、オーストリアと日本のフェミニズムの需要や女性の役割の違いに焦点を当てる。

 本展メインビジュアルの糸車は、女性が担わされてきた裁縫といった仕事と、蜘蛛の糸を関連させたものとして描かれている。