EXHIBITIONS

2018年度ヤング・ポートフォリオ

K.M. アサド(バングラデシュ、1983) ロヒンギャ難民の大脱出 2017 © K.M. Asad

平野 聡(日本、1983) RECONSTRUCTION Shibuya, 2014-2018 2017 © Satoshi Hirano

児玉和也(日本、1993) wrap 2018 © Kazuya Kodama

ホアン・ユイシュ(台湾、1994) 溜め込む人々 2018 © Huang Yu-Hsiu

小原一真(日本、1985) Exposure 2015 © Kazuma Obara

キム・キュンボン(韓国、1992) 適応のメカニズム 2011 © Kim Kyung Bong

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987) 無題「木霊・翳」シリーズより 2018 © Piotr Zbierski

宛超凡(中国、1991) 水辺にて 2012 © Wan Chaofan

アリョーナ・ランダーロワ(ロシア、1988) 網をかぶった少女 2012 © Alena Zhandarova

リュウ・イカ(中国、1994) 大人になりたい 2016 © Ryu Ika

 「ヤング・ポートフォリオ」は、世界の若手写真家を支援する文化貢献活動。毎年1度、35歳までの若手写真家を対象に同名公募を行っている。選考された作品を清里フォトアートミュージアムが永久保存することで、作家たちの「原点」となる貴重な初期作品を購入・収蔵し、後世に残すことを指針としている。

 第24回を迎える2018年度は、世界21ヶ国から199人(4573点)の応募があり、川田喜久治、上田義彦、細江英公の選考のもとで、131点が永久保存されることが決定。17歳の最年少、かつ親子二代にわたる受賞者も誕生した。

 本展では、東欧からアジア、日本まで、2018年度収蔵作品など全171点を一堂に展示。 チェルノブイリで被爆したフィルムを使用した小原一真による《Exposure》が注目の作品のひとつとなるほか、近年応募の多いロシア、ポーランドなど東欧の国々、アジアでは中国、韓国、台湾、バングラデシュなど、世界の様々な地域の若者がとらえた「いま」を俯瞰することができる。

 会期中、選考委員を務めた川田喜久治、上田義彦、細江英公の作品の同時展示や、講評会、アーティストトークも行われる。