EXHIBITIONS

福井篤「アルカディアン」

福井篤 お友達 2019 © Atsushi Fukui Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Tokyo

福井篤 水晶山 2019 © Atsushi Fukui Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Tokyo

福井篤 コクピット 2019 © Atsushi Fukui Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Tokyo

福井篤 窓辺にて 2019 © Atsushi Fukui Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Tokyo

福井篤 空の何か 2019 © Atsushi Fukui Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Tokyo

 平和で静謐な理想郷的世界が広がる絵画作品を描く、画家の福井篤が、小山登美夫ギャラリーでは5年ぶりとなる個展を開催する。
 
 福井篤は1966年愛知県生まれ、89年に東京藝術大学美術学部油画科卒業。2012年より山梨県に拠点を移し、制作活動を行う。主な個展に、「air」(游庵、東京、2016)、「バックパッキング評議会」(六本木ヒルズA/D ギャラリー、東京、2015)など。小山登美夫ギャラリーでは奈良美智キュレーションによるグループ展「morning glory」(2001)に出展した後、本展で7度目の個展となる。

 作品はオルブリヒト・コレクション(ドイツ)、ジャピゴッツィコレクション(スイス、アメリカ)、高橋コレクション、国際交流基金に収蔵。作品のテーマや筆触は、少年時代に魅了された欧米のSF・コミックス、一時はミュージシャンを目指した経歴の影響を受けており、その後作家として、デイヴィッド・シルヴィアンのレコードジャケットの装画やコラボレーションワークも手がけている。

 社会のルールの不自由さや国境など、現実の世界で感じる生きづらさから解放された理想郷を、絵画表現で広げることに真摯に向き合う福井。本展では、「もしも100年前に、地球と地球外の文明とのオープンなコンタクトが起こっていたとしたら、もっと自由で驚きに満ちた世界になっていたかもしれない」というテーマに基づき、地球外文明と地球の文明が融合した100年後の世界や、そこに住む人々を描いた新作を発表する。