EXHIBITIONS

内田鋼一展 - 続 ・猿楽にて - 平面を中心に

代官山ヒルサイドフォーラム・gallery ON THE HILL
2019.02.15 - 02.24

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

内田鋼一

 特定の師や会派に属さず、東南アジアやインド、アフリカなど世界各地の窯場で修行し、独自の表現を確立した異才の作家・内田鋼一。「内からの力をはらんだヤキモノをつくる」ことを根幹に、一見シンプルでありながらプリミティブな力強さと繊細さが混在した内田の作品群は、国籍を超え「無国籍」な作風として広く知られている。

 内田は1992年に三重県四日市市に窯場を構え、21歳で作家として独立。2000年「うつわをみる‐暮らしに息づく工芸‐」展(東京国立近代美術館工芸館)へ出展、03年に初個展「UCHIDA KOUICHI」展(パラミタミュージアム、三重)を開催し、高い評価を得た。その後、ニューヨーク、ロンドン、オーストラリア、イタリアなど国内外で精力的に発表を続けている。

 gallery ON THE HILLと代官山ヒルサイドフォーラムの広い空間を使って開催される本展では、陶や様々な素材による平面作品を中心に、茶碗、オブジェなどを展示・販売。素材を生かしながら、柔軟で大胆な発想をもとに作陶する、現代陶芸の旗手の美学と技に注目したい。