EXHIBITIONS

加賀谷武展「Gold space Tokyo 2019 花」

2019.02.18 - 03.02

加賀谷武展「Gold space Tokyo 2019 花」より

 行為によって変化した「空間」あるいは「間」のあり様を問い続けてきた空間造形作家の加賀谷武。1960年代に絵画や彫刻といった既成の概念にとらわれない反芸術的な作品で注目され、以降、「空間の変容」をテーマに多様な制作を行う。

 近年は、観客が石を動かすことで完成する作品や、野外の大空間に1本のロープを垂らして空間を意識させる、パフォーマンスの要素を含む作品にも取り組み、空間はそれぞれに個性を持った生き物であるとして、「空間生態」という造語を生み出した。また、2016年からは「Gold Space」をテーマに、自ら収集した日用品や石を金色に染めた作品からなるシリーズを手がけている。

 本展では、この「Gold」シリーズに「花」を添加し、新たな趣向を凝らした「空間生態」を提示する。