EXHIBITIONS
加賀谷武展―Gold Space 2018―
「空間生態」を主題に、制作活動を続ける造形作家、加賀谷武の個展が開催される。
加賀は1932年富山県出身、55年金沢美術工芸大学工芸科専攻科を修了。54年に鉄の彫刻作品を二科展に出品、翌年岡本太郎に認められ、「太郎部屋」といわれる二科九室に作品が展示された。
62年東京に移住後、絵画や彫刻といった既成の概念ではとらえられない反芸術的な作品で注目され、64年の初個展では医療用器具を複数並べた作品《みなもと》を発表する。その後、パネルに色を施し部分的に厚みを変えることで、絵画の様式を持ちながら空間を意識させる《空間の表情》を制作。以降、平面と空間の問題を探る作品を展開していく。
近年では、イタリアのサンセビリーノマルケで歴史的建造物を用いた大規模な制作も行ったほか、太閤山ランドを舞台に展望台から約150m離れたふるさとパレスまでを太さ20㎜のロープでつなぐ作品などを発表した。
本展では、空間の変容をテーマに、行為によって変化した空間あるいは間のあり様を問い続けてきた加賀の最新作を公開する。
加賀は1932年富山県出身、55年金沢美術工芸大学工芸科専攻科を修了。54年に鉄の彫刻作品を二科展に出品、翌年岡本太郎に認められ、「太郎部屋」といわれる二科九室に作品が展示された。
62年東京に移住後、絵画や彫刻といった既成の概念ではとらえられない反芸術的な作品で注目され、64年の初個展では医療用器具を複数並べた作品《みなもと》を発表する。その後、パネルに色を施し部分的に厚みを変えることで、絵画の様式を持ちながら空間を意識させる《空間の表情》を制作。以降、平面と空間の問題を探る作品を展開していく。
近年では、イタリアのサンセビリーノマルケで歴史的建造物を用いた大規模な制作も行ったほか、太閤山ランドを舞台に展望台から約150m離れたふるさとパレスまでを太さ20㎜のロープでつなぐ作品などを発表した。
本展では、空間の変容をテーマに、行為によって変化した空間あるいは間のあり様を問い続けてきた加賀の最新作を公開する。


