EXHIBITIONS

横尾忠則

十和田ロマン展 POP IT ALL

2017.06.17 - 09.24

横尾忠則 集合と分散-その力の働き 1991 作家蔵 東京都現代美術館寄託

横尾忠則 集合と分散-その力の働き 1991 作家蔵 東京都現代美術館寄託

横尾忠則 消された記憶 1994 横尾忠則現代美術館蔵

横尾忠則 地の鼓動 1993 横尾忠則現代美術館蔵

横尾忠則 ティッシュペーパーと赤い服の女 2017 作家蔵

 1970年代初頭、横尾忠則は2年間にわたり日本各地を旅し、風景画を制作。その「日本原景旅行」シリーズの中には、十和田で描いた「十和田湖 奥入瀬」(1973年)も含まれている。この「渓谷の奔流」は、後の画家・横尾の代表的テーマ「瀧」のルーツとも言われている。

 瀧の連作はまた、テクナメーションと呼ばれる手法により、光が流水のように走る画面を楽しむ作品を含んでいる。本展では、横尾の画歴の中から 瀧に関連する大作、そしてテクナメーションによる作品から名作を選び、展示する。

 このほか未発表の新作、および画家の初期からの絵画をあわせて展示。また東西のイメージが融合したモーツァルトの弥勒像、そして近年盛んに描いている猫を題材にした立体と絵画を展示し、横尾忠則の最新の展開を見ることができる。