応天の門展

　学問・文化芸術・至誠の神として知られる菅原道真公（天神さま）を主人公に描くコミック『応天の門』の展覧会が、天神信仰の聖地・太宰府天満宮の宝物殿で開催されている。

　灰原薬による『応天の門』は、若き天才と謳われた菅原道真公と京随一の歌人・在原業平の2人が、平安の世に起こる怪事件を次々と解決する歴史クライム・サスペンス。2013年より『月刊コミックバンチ』（新潮社）で連載され、幅広い年齢層に読まれている。

　本展では、その原画や関連資料、さらに灰原が太宰府に取材して描き下ろした新作を公開。また、宝物殿第1、第2展示室では、太宰府天満宮に代々伝わる道真公ゆかりの品々をはじめとする、貴重な歴史的資料を紹介する。