EXHIBITIONS

京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品展/状況のアーキテクチャー 2017 プロジェクト1「物質+感覚民族誌」パイロットプログラム

移動する物質——ニューギニア民族資料

移動する物質——ニューギニア民族資料 参考画像

移動する物質——ニューギニア民族資料 参考画像

移動する物質——ニューギニア民族資料 参考画像

移動する物質——ニューギニア民族資料 参考画像

移動する物質——ニューギニア民族資料 参考画像

 京都市立芸術大学芸術資料館では、学生の卒業作品や美術工芸に関する参考品など、本学の教育活動を背景とした資料を収集。その中の特殊なコレクションの一つとして、昭和44年(1969年)に美術調査隊によって収集され、ニューギニア島北東部のセピック川流域の神像や仮面、土器を中心としたニューギニア民族資料がある。

「移動する物質——ニューギニア民族資料」は、収蔵品の「物質」としての「移動」に着目する新たな展覧会シリーズの第1回となる。このシリーズでは収蔵品の物質的側面に焦点を当てた展示を行うとともに、移動によって切り離されてしまった、かつてそれらがあった場所に満ちていた非物質的なものを、展示された物質と再び融合させることを試行。今回は、研究者たちの協力を得て、音や映像などの非物質的であるが移動可能な資料を用いたレクチャーシリーズを会期中に行い、展示室内の収蔵品の本来の文脈を探る。