EXHIBITIONS

世紀末ウィーンのグラフィック

デザインそして生活の刷新にむけて

グスタフ・クリムト ウィーン分離派の蔵書票 1900頃 京都国立近代美術館蔵

グスタフ・クリムト 右向きの浮遊する男性裸像(ウィーン大学大広間天井画《哲学》のための習作) 1897-99 京都国立近代美術館

ベルトルト・レフラー(編) 『ディ・フレッヒェ(平面)-装飾デザイン集 第Ⅱ巻』 1910/11 京都国立近代美術館蔵

カール・オットー・チェシュカ(表紙・装丁) 『キャバレー〈フレーダーマウス〉上演本』第1号 1907 京都国立近代美術館蔵

モーリツ・ユンク(表紙) カール・オットー・チェシュカ(装丁) 『キャバレー〈フレーダーマウス〉上演本』第2号 1907 京都国立近代美術館蔵

フランツ・フォン・ツューロウ 月刊帳(1915年3月版) 1915 京都国立近代美術館蔵

 1897年の分離派結成から1914年の第一次世界大戦勃発までのウィーンでは、グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に、新しい時代にふさわしい芸術・デザインのあり方が模索され、数多くの素晴らしい成果が生まれた。その中でもグラフィックの分野は、印刷技術の発達や雑誌メディアの隆盛を背景に、新しい芸術の動向を人々に伝え、社会に浸透させる重要な役割を担った。

 本展では、京都国立近代美術館が2015年に収蔵した、世紀末ウィーンのグラフィック作品コレクションの全貌を紹介。「ウィーン分離派とクリムト」「新しいデザインの探求」「版画復興とグラフィックの刷新」「新しい生活へ」の4章に分けて、およそ300件で構成される。加えて、リヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具一式も展示し、世紀末ウィーンの息吹と魅力を伝える。