EXHIBITIONS

第65回日本伝統工芸展

太田儔(ひとし) 籃胎蒟醬八角食籠「律の調べ」(らんたいきんまはっかくじきろう「りちのしらべ」)

山下義人 巴蒟醬丸箱(ともえきんままるばこ)

磯井正美 蒟醬三友之圖合子(きんまさんゆうのずごうす)

 1954年の1回目以来、歴史・芸術上で価値の高い工芸技術を保護・育成するため、毎年開催される公募展「日本伝統工芸展」。先人から受け継ぐ優れた技を磨き、現代生活に即した新しいかたちを築き上げることを目的とし、今年で65回目を迎える。

 高松展では、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門から、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品48点をはじめ、受賞作品および四国在住作家の入選作品など計280点を展示。このうち、人間国宝の磯井正美、太田儔(ひとし)、山下義人ら香川在住作家の作品18点、加えて香川県にゆかりのある作家の作品14点が含まれる。

 なお、漆芸部門の入選作品85点が全部見られるのは高松展と東京展(会期終了)のみ。美術館は、新春恒例で2019年1月2日からオープンする。