EXHIBITIONS

関口正浩「まばたきのかたち」

児玉画廊|天王洲|11.21 - 12.21

関口正浩「まばたきのかたち」展覧会イメージ 画像提供=児玉画廊

 油彩でつくった皮膜状の色彩面をキャンバスに定着させ、「絵画」と呼ぶ作品を制作する関口正浩。初個展「うまく見れない」(児玉画廊、京都、2009)以降、一貫して絵筆によって描く絵画の基本的行為を放棄し、色面を物質化させた、コラージュのようなアプローチから「oil on canvas」の新たなあり方を模索してきた。

 本展では、2017年の個展「Warped」の内容を引き継いだ作品を展開。シリコンボードに塗布した絵具を引き剥がす手法を用いてきた関口は「Warped」以降、キャンバスと同じ大きさのビニールシートを用意し、そこに絵具を塗り広げて様々な折り目をつけながら、大きな一枚の「皮膜」を形成した。

 今回はそこに色彩を加え、明度や濃淡の要素が混在する複雑な画面を創出。描画ではないことを主張した、これまでのコラージュ的な構成に対し、この新しいアプローチでは一層の「皮膜」を示し、平滑に塗られた絵画、あるいはプリントされたような作品を見せる。