EXHIBITIONS

川瀬忍

作陶50年の間(ま)

2018.11.23 - 2019.03.24

川瀬忍 上は《天目(烟瓷/青磁)》(2016)、下は《焼締盤》(2018)

川瀬忍 左は《焼締筒》(2017) 右は《青磁筒》(2007)

川瀬忍 左は《青磁香炉》(2009)、右は《灰陶鬲》 中国、西周時代

川瀬忍 青磁茶碗 2006

川瀬忍 青磁茶碗 2006

川瀬忍 藍瓷茶碗 2017

川瀬忍 左から《焼締容器、盒子(翠瓷、赫瓷)》、《焼締盤》 2018

 自身の美意識に基づき、独自の青磁を手がけてきた陶芸家・川瀬忍の半世紀におよぶ作陶に迫る展覧会。

 中国陶磁に倣った名工・川瀬竹春(初代および2代目)に師事し、18歳から陶芸の道に入った川瀬は、青磁を発表するようになるとすぐにその質の高さで注目された。細部まで隙のないシャープなかたち、静謐で深い青の釉調といった、洗練された美を湛える川瀬の作品は「忍青磁」と呼ばれ、今日まで多くの人を魅了している。

 本展では、未発表の習作から代表作、最新作までを揃え、そこに川瀬が憧憬する古美術などを交えた展示構成で、その「間」に作家の美意識や、創造性を浮かび上がらせる。