EXHIBITIONS

角文平

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 リサーチに基づく空間的なインスタレーションや、自由な発想力でユーモラスな作品を手がけるアーティスト、角文平。2002に武蔵野美術大学を卒業後、2年連続で岡本太郎記念現代芸術賞特別賞を受賞し、その後1年間のパリ留学を経て、帰国後から本格的な作家活動を続けている。
 
 本展は、立体作品にとどまらない角の新たな挑戦に注目し、異なる部屋で2つの展覧会を行う。従来の、日常的なものを組み合わせた立体作品と、薄暗い空間の中に明滅する灯りと時折膨らむ風船が生き物の呼吸を思わせる「スリープシリーズ」を展開し、角がいま直面する「日本人作家にありがちな技巧に頼った表現」からの脱却を試みる。