EXHIBITIONS

星玄人「Luminance of Street(街の火)」

2018.11.10 - 12.01

無題 © 星玄人

無題 © 星玄人

無題 © 星玄人

 星玄人(ほし・はると)は1970年、神奈川県出身。歌舞伎町や大阪の西成・あいりん地区都市やそこにいる人々の様子をとらえたモノクロ写真を発表。星の写真はほとんど出会った人たちに許可を得て撮る手法でありながら、スナップショットを思わせるリアルさを持つ。

 子供の頃から夜の街を徘徊し、出会った人や場面から様々な物語を想像するのが好きだったという星。20代半ば、生涯をかける表現方法を模索していたとき、はじめに映画に興味を示すものの、役者が演技するものではなく、被写体の人物がそのまま主人公になれる写真によりやりがいを感じ、のめり込んでいった。

 大阪での初個展となる本展では1999〜2006年にかけて日本の様々な「夜の街」を撮った、星の初期の代表的なモノクロ写真を集め、2007年に出版された写真集『Luminance of Street(街の火)』からのオリジナルプリントと、収められなかった同時期の作品で構成。酔っぱらった人やホスト・ホステスだけではなく、女装した人ややくざ、制服姿の少女、半纏姿の老人、裸体に近い状態でパフォーマンスをする女性、路上生活者など、様々な人間模様が写し撮られている。