EXHIBITIONS

タータン 伝統と革新のデザイン展

2018.12.08 - 2019.02.17

ヴィヴィアン・ウエストウッド タータン・スーツ 1993 神戸ファッション美術館蔵

アバディーン

アンダーソン

ジョン・ケイ ロイヤル・ハイランダーズ隊下士官 ウィリアム・ダフ 1816
京都ノートルダム女子大学 図書館情報センター蔵

ジョルジュ・ルパ-プ 収穫-チェック柄の平織り地のドレス(『ガゼット・デュ・ボン・トン』より) 1921 神戸ファッション美術館蔵

 世代を超えて愛される「タータン」は、その起源を中央ヨーロッパに住んでいたとされるケルト人にまで遡る。本来は羊毛を綾織にした織物を指していたが、現在ではデザインそのものもタータンと呼ばれている。

 タータンは、1746年から約35年間、一部の軍人を除くハイランド地方の男性に対して、その着用が禁止される時期があった。しかし、保存と復興を奨める動きによって1782年に禁令は解除。英国の歴史の中で特異な運命をたどりながら、タータンはスコットランドを象徴する文化として再脚光を浴びるようになる。

 本展は、「タータン」をテーマとした日本初の本格的な展覧会。タータンの布地約100点、洋服や靴をはじめ、タータンにまつわる資料や美術作品などを集め、その知られざる歴史や社会的、文化的背景を紹介する。