EXHIBITIONS

日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念

フィンランド陶芸

芸術家たちのユートピア

ビルゲル・カイピアイネン 飾皿(テーブルのある部屋) 1980年代 アラビア製陶所 コレクション・カッコネン  ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2428

 シンプルでありながらも温かみのあるデザインで、時代を超えて愛され続けるフィンランドの陶磁器。これまで日本ではフィンランドのプロダクト・デザインがしばしば取り上げられてきたが、作家による芸術作品は十分に紹介されてこなかった。

 フィンランド工芸は1900年のパリ万国博覧会で高く評価され、その成功はロシアからの独立の原動力となるとともに手工業の活性化につながった。既成概念にとらわれない自由な表現は、20世紀中期には世界的な潮流となるまでに発展する。

 フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を記念して開催される本展では、彫刻的な表現から絵画的な表現まで多彩な作品を通して、芸術としてのフィンランド陶芸の魅力を紹介。日本で初めてフィンランド陶芸を体系的に扱い、黎明期から1950年代、60年代の最盛期までをたどる。