EXHIBITIONS

MAMスクリーン009

シュウ・ジャウェイ(許家維)

2018.10.06 - 2019.01.20

シュウ・ジャウェイ 高砂 2017

シュウ・ジャウェイ 諜報局の廃墟 2015 制作=Le Fresnoy

 世界各地のシングル・チャンネル映像作品を上映する森美術館のプログラム「MAMスクリーン」の9回目では、台湾出身の作家、シュウ・ジャウェイ(許家維)の作品を紹介する。

 シュウは1983年台中生まれ。2013年に「ヒューゴ・ボス・アジア・アート賞」ファイナリストに選出され、17年には、第15回台新芸術賞グランプリを受賞。世界各地の政治的、社会的な歴史を多角的にリサーチし、歴史と記憶、過去と現在などの狭間にある無意識を視覚化してきた。

 本展では、東アジア地域の政治の狭間で翻弄された男の個人史や、台湾における日本統治時代の歴史に光を当てることで、正史とされる歴史からは読み取ることのできない、同エリアの歴史のダイナミズムを浮き彫りにする。