EXHIBITIONS

〈契る〉〈弾く〉―ここから生れ出る色と形―

江中裕子・長谷川亮介2人展

2018.08.20 - 12.19

江中裕子 夜のふくろう 1990頃

江中裕子 漱石が繋いだ時間 2014

江中裕子_『進化』_コラージュ_103×72.8㎝_2001

江中裕子 長谷川君と表裏の人 2002

長谷川亮介 ソウルメイト(江中) 2002

長谷川亮介 ソウルメイト(谷本) 2002

長谷川亮介 自画像 2004

長谷川亮介 若さの化身 2004

 精神科病院内のアトリエ「造形教室」で出会い、ともに芸術を志す、江中裕子と長谷川亮介による2人展が開催される。

 江中はコラージュのような「千切り絵(契り絵)」の手法で、自らが収集したもの、身近の人たちが持ち寄ってくるものを組み合わせて作品を制作。いっぽう長谷川は、表現への意欲を持ちながらその時々で苦悶苦闘し、試行錯誤を繰り返しながら絵画を描いてきた。

 本展では、造形教室での日々を大きな柱としながら、ソウルメイトとも呼べる交流を重ねてきた2人の競演によって起こるシンクロニシティに注目。特別企画として9月22日(土)には、平川病院「造形教室」を描いたドキュメンタリー映画『破片のきらめき』の上映と、トークイベントが行われる。