EXHIBITIONS
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-
人類の言語が分断されるきっかけとなった出来事が記された旧約聖書「バベルの塔」。16世紀ネーデルラントの画家、ピーテル・ブリューゲル1世がこの物語に基づき描いた《バベルの塔》が、24年ぶりに来日する。
数あるブリューゲル作品のなかでも傑作と名高い《バベルの塔》は、地平線まで見渡すパノラマを背景に、巨大な塔を画面いっぱいに配置したことで壮大なスケール感が特徴だ。一説によると、画面に描かれた人物は約1400人。塔の建設に従事する人々の姿に加え、割れて飛散したレンガ、作業員の休息所など、建設にあるべき要素が想像力とリアリティーをもって細かに描かれている。本展では「東京藝術大学COI 拠点」の協力を得て、《バベルの塔》の原寸を約300パーセント拡大した複製画と3DCG 動画を展示。多様なメディアを駆使して傑作の細部と魅力に迫ることができる。
また一方で、ブリューゲルとともに14~16世紀のネーデルラント美術(フランドル美術)を形づくってきた、ヒエロニムス・ボスの作品も紹介。本展は、写実的な描写を駆使しながら、現実にはない奇想の世界を描き出したボスの現存する油彩画わずか約25点のなかから作品2点が同時に来日する、初めての機会となる。
数あるブリューゲル作品のなかでも傑作と名高い《バベルの塔》は、地平線まで見渡すパノラマを背景に、巨大な塔を画面いっぱいに配置したことで壮大なスケール感が特徴だ。一説によると、画面に描かれた人物は約1400人。塔の建設に従事する人々の姿に加え、割れて飛散したレンガ、作業員の休息所など、建設にあるべき要素が想像力とリアリティーをもって細かに描かれている。本展では「東京藝術大学COI 拠点」の協力を得て、《バベルの塔》の原寸を約300パーセント拡大した複製画と3DCG 動画を展示。多様なメディアを駆使して傑作の細部と魅力に迫ることができる。
また一方で、ブリューゲルとともに14~16世紀のネーデルラント美術(フランドル美術)を形づくってきた、ヒエロニムス・ボスの作品も紹介。本展は、写実的な描写を駆使しながら、現実にはない奇想の世界を描き出したボスの現存する油彩画わずか約25点のなかから作品2点が同時に来日する、初めての機会となる。