EXHIBITIONS
入江明日香展
—細密のファンタジー—
異界の住人たちを描く銅版画家・入江明日香の初となる大規模個展が横浜と京都で開催される。
入江は1980年東京都出身、2004年多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科版画領域修了。12〜13年に文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスに滞在。銅版画専門の工房「アトリエ・コントルポアン」で学びながら、その際に出会った日本とは様相の異なる浮世絵に影響され、帰国後の個展でフランスの風景と、富士山や浮世絵を想起させる人物を描いた六曲一隻屏風《Le Petit Cardinal》を発表した。
制作過程においては、銅版画の手法で刷られた手漉き和紙をコラージュし、水彩や墨、箔などを施すというミクストメディアを中心として、ときに銅版画の領域を越境しながら、動植物や人の姿を色彩豊かに表現してきた。
本展では、横浜と京都をモチーフとした作品を含む、初期作から最新作までの80余点を展示。また、作品に欠かせないコラージュの素材となる和紙の見本や、監修者との対談を通して作家の人柄に触れる映像なども公開される。
入江は1980年東京都出身、2004年多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科版画領域修了。12〜13年に文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスに滞在。銅版画専門の工房「アトリエ・コントルポアン」で学びながら、その際に出会った日本とは様相の異なる浮世絵に影響され、帰国後の個展でフランスの風景と、富士山や浮世絵を想起させる人物を描いた六曲一隻屏風《Le Petit Cardinal》を発表した。
制作過程においては、銅版画の手法で刷られた手漉き和紙をコラージュし、水彩や墨、箔などを施すというミクストメディアを中心として、ときに銅版画の領域を越境しながら、動植物や人の姿を色彩豊かに表現してきた。
本展では、横浜と京都をモチーフとした作品を含む、初期作から最新作までの80余点を展示。また、作品に欠かせないコラージュの素材となる和紙の見本や、監修者との対談を通して作家の人柄に触れる映像なども公開される。