EXHIBITIONS
戸谷成雄 新作展
直方体の三等分・四等分
チェーンソーで荒々しく削った木彫で知られる戸谷成雄が、武蔵野美術大学教授を退任後初の個展を開催する。
戸谷は1947年長野県出身。88年ヴェネチア・ビエンナーレに出品以来、国内外の展覧会に多数参加。2004年「平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞」、15年に「第39回中原悌二郎賞」を受賞した。
学生時代に見たポンペイの人型の写真は戸谷にとって制作の原点のひとつであり、生命の痕跡、人間という物体をかたちづくる表面の逆転や再生、また彫刻自体を成り立たせるものでもある「内と外の境界である表面」を長年のテーマとしている。
本展では、直方体の木の塊を内側に向かって彫り込み、薄い壁状の彫刻に仕上げた《直方体の二分割又は低くて薄い壁》(2016)をさらに展開させ、直方体を3、4等分に分割する新作を発表する。
戸谷は1947年長野県出身。88年ヴェネチア・ビエンナーレに出品以来、国内外の展覧会に多数参加。2004年「平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞」、15年に「第39回中原悌二郎賞」を受賞した。
学生時代に見たポンペイの人型の写真は戸谷にとって制作の原点のひとつであり、生命の痕跡、人間という物体をかたちづくる表面の逆転や再生、また彫刻自体を成り立たせるものでもある「内と外の境界である表面」を長年のテーマとしている。
本展では、直方体の木の塊を内側に向かって彫り込み、薄い壁状の彫刻に仕上げた《直方体の二分割又は低くて薄い壁》(2016)をさらに展開させ、直方体を3、4等分に分割する新作を発表する。