EXHIBITIONS

東アジア文化都市2018金沢

変容する家

金沢市内(広坂エリア、石引エリア、寺町・野町・泉エリア)
2018.09.15 - 11.04

参考画像=ハン・ソクヒョン Super-Natural(部分) 2011 / 2016 Installation view of the exhibition "Megacities Asia" at the Museum of Fine Arts, Boston Courtesy of the artist

 日本・中国・韓国の3か国において文化芸術による発展を目指す都市を選定し、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々なイベントを実施する「東アジア文化都市2018」。会場の1つに選ばれた金沢市はその一環として、「家」を多角的に考察するための展覧会を開催する。

 グローバル化によって移動が常態化した今日、人々にとって「家」はどんな意味を持つのかという問いを起点とする本展。日本・中国・韓国の先鋭たちが集い、広坂、石引、寺町・野町・泉の3つのエリアにある使われていない日常空間で、「家」をテーマとした新作を発表する。

 参加作家は、様々な国際舞台で作品を発表してきた川俣正、ソン・ドン、ムン・ギョンウォン&チョン・ジュンホ、また、山本基、伊能一三、さわひらきなど金沢ゆかりのアーティストをはじめ、ギムホンソック、チウ・ジージエ、ミヤケマイ、ハン・ソクヒョン、呉夏枝、チェン・ウェイ、風景と食設計室 ホー、魚住哲宏+魚住紀代美、ヤン・ヨンリャン、リ・ビンユアン、村上慧、イ・ハンソル、グゥ・ユルー(予定)。

 広坂では川俣、ミヤケらが金沢21世紀美術館の芝生広場のほか、近隣のビルをまるごと使ったダイナミックな作品を、石引では、ギムホンソック、山本、呉、風景と食設計室 ホーなどが手がけた、街の人々の日々の生活に寄り添う作品を展示する。寺町・野町・泉では、ソン、ムン&チョン、チェン、魚住哲宏+魚住紀代美らが、元工場や寺院、町家といった特徴ある空間を生かした展示を行う。