EXHIBITIONS
文豪・泉鏡花×球体関節人形
~迷宮、神隠し、魔界の女~
明治の世俗を批判的に書いた『夜行巡査』『外科室』などの観念小説、幽玄世界を表現した幻想小説の名作『高野聖』を生み出した、明治後期〜昭和初期の小説家・泉鏡花。「幽霊」「妖怪」が多く登場する鏡花文学の女人は謎につつまれ、無機質でありながら命の気配を漂わせる人形と通じ合うものがある。
本展は、「球体関節人形」の草分けである吉田良とその指導を受けた作家による人形作品で構成し、「泉鏡花」という100年以上も前に確立された美学を現代の感性によって表現する試み。加えて、明治~大正期に鏡花作品を飾った木版、石版口絵、肉筆の手紙などを通して、作家の生涯と文学を紹介する。
本展は、「球体関節人形」の草分けである吉田良とその指導を受けた作家による人形作品で構成し、「泉鏡花」という100年以上も前に確立された美学を現代の感性によって表現する試み。加えて、明治~大正期に鏡花作品を飾った木版、石版口絵、肉筆の手紙などを通して、作家の生涯と文学を紹介する。