EXHIBITIONS

平山昌尚「壁画」

平山昌尚「壁画」より

平山昌尚「壁画」より

 一本描きのように大胆な線でモチーフを描き、シンプルながら強く印象に残るドローイングを発表してきた平山昌尚。現在は東京を拠点に、ドローイングのほか、絵画やパフォーマンス、ファッションまで幅広く活躍している。

 平山が2017年から制作を続けるシリーズの続編となる本展では、作家本人がホテル空間に滞在し、制作を実施。人類が描いた最古の絵画であり、祭祀など多くの人が集まる神聖な儀式にも使われ、本展のタイトルでもある「壁画」には、「A4やA3サイズの紙から、(壁画)をなるべく早く描くようにしている」と語る平山の、「描く」行為に対する問題意識が込められている。

 なおオープニングパーティーでは、京都在住でブックディレクターの小野友資(YUY BOOKS)を聞き手に迎えトークイベントも開催される。