EXHIBITIONS
原田裕規「心霊写真/マツド」
2018年4月に東京・Kanzan Galleryで開催された美術家・原田裕規による「心霊写真/ニュージャージー」展の続編となる展覧会が開催される。
原田が心霊写真のプロジェクトに着手したのは2012年のこと。榮龍太朗との共同企画による「心霊写真」展(22:00画廊)に始まり、17年の個展「作者不詳 #1」(CAGE GALLERY)、そして18年の「心霊写真/ニュージャージー」(Kanzan Gallery)へ、およそ6年間にわたって続いている。
17年以降は産廃業者や古物商らとともに写真を捜索し、18年4月時点で1万枚弱を数え、現在進行系で拡大する写真のほとんどは出自がわかっていないため、展示空間では不詳のカメラマンたち(=心霊)のグループ・ショーのように展開された。
本展では、原田がかつて拠点とした「マツド(千葉県松戸市)」をテーマにした新作や、前回展で議論を呼んだ「写真の山」を再インストールして展示。松戸市で撮影した写真を「みずから発見した写真 found-photo」と思い込み、架空の撮影者の気持ちを想像して書いた手紙を添えることによって、新しい「心霊写真」をつくり出す。
会場では、同じく「マツド」をテーマとしたマルチプル(ed.10)を展示・販売予定。また会期中には、愛知県美術館学芸員の副田一穂を迎えた対談も行われる。
原田が心霊写真のプロジェクトに着手したのは2012年のこと。榮龍太朗との共同企画による「心霊写真」展(22:00画廊)に始まり、17年の個展「作者不詳 #1」(CAGE GALLERY)、そして18年の「心霊写真/ニュージャージー」(Kanzan Gallery)へ、およそ6年間にわたって続いている。
17年以降は産廃業者や古物商らとともに写真を捜索し、18年4月時点で1万枚弱を数え、現在進行系で拡大する写真のほとんどは出自がわかっていないため、展示空間では不詳のカメラマンたち(=心霊)のグループ・ショーのように展開された。
本展では、原田がかつて拠点とした「マツド(千葉県松戸市)」をテーマにした新作や、前回展で議論を呼んだ「写真の山」を再インストールして展示。松戸市で撮影した写真を「みずから発見した写真 found-photo」と思い込み、架空の撮影者の気持ちを想像して書いた手紙を添えることによって、新しい「心霊写真」をつくり出す。
会場では、同じく「マツド」をテーマとしたマルチプル(ed.10)を展示・販売予定。また会期中には、愛知県美術館学芸員の副田一穂を迎えた対談も行われる。