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EXHIBITIONS

横浜美術館コレクション 昭和の肖像 — 写真でたどる「昭和」の人と歴史

2018.07.06 - 09.03

須田一政 わが東京:青梅(部分) 昭和52(1977)

浜口タカシ 原爆ドーム「人類初の惨禍」より 昭和41(1966)

林忠彦 整列する防空女子通信隊 昭和17(1942)頃

渋谷龍吉 銀座フォトモンタージュ 撮影年不詳

須田一政 わが東京:青梅 昭和52(1977)

 国内有数の写真コレクションで知られる横浜美術館から「昭和」という時代にフォーカスした作品335点が、アーツ前橋で一挙に公開される。

 かつて「絹の道」でつながっていた前橋と横浜。上毛かるたで「県都前橋生糸の市(まち)」と詠まれるように、前橋はかつて生糸産業で発展し、生産された生糸「マエバシ」は横浜港を通じて海外へ出荷され、日本の近代化の一助となった。

 また横浜は、幕末に西欧からもたらされた写真技術の普及の拠点として、日本の写真草創期において極めて重要な役割を担った。その地に設立された横浜美術館は、多岐にわたる芸術分野のうち、特に「写真」を大きな柱として、収集活動を行っている。

 本展では、日本で最初の独立した写真部門を持つ美術館として1989年に開館した横浜美術館の写真コレクションの中から、昭和(1926~1989)という時代を映し出した写真作品を紹介。「平成」という時代が終焉を迎えようとしているいま、改めて激動の時代を、当時の風景・風俗写真を通じて振り返る。