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EXHIBITIONS

名古屋ボストン美術館 最終展 ハピネス ~明日の幸せを求めて

名古屋ボストン美術館
2018.07.24 - 10.08

ジム・ダイン ザ・ワールド(アン・ウォルドマンのために) 1971-72 Promised gift of the artist, L-G 163.49.2006 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

ジャン=フランソワ・ミレー 縫物のお稽古 1874 Gift of Martin Brimmer , 76.1 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

曾我蕭白 琴棋書画図(右隻)※修復前 江戸時代 Fenollosa-Weld Collection, 11.4511 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

紅綸子地松鶴波亀模様打掛 江戸時代・19世紀前半 William Sturgis Bigelow Collection, 11.3863 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

伝グスタフ A. ダンツェル・カルーセル社、サルヴァトーレ・カルニリアーノ メリーゴーラウンドの豚 1905頃 Mary E. Moore Gift, 2001.545 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

踊るシヴァ神 1800頃 Marianne Brimmer Fund, 21.1828 Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

 世界屈指の規模と知名度を誇るボストン美術館の姉妹館として1999年に開館した名古屋ボストン美術館は、以来、その豊富で広範な約50万点のコレクションからの名品や、これまで鑑賞の機会がなかった作品を魅力的なテーマで紹介してきた。20年間にわたる活動を締めくくる最終展では、古今東西の人々が求めてきた「幸せ(ハピネス)」に思いを巡らせる。

 本展では、これまでの展覧会でやって来た懐かしい作品の数々に加え、初出品作、さらに本展のために修復された曾我蕭白による幻の襖絵《琴棋書画図》(きんきしょがず)を展示。

 ルノワールやミレーなどが家族や友人といった親しい関係を描いた作品から、宝船に七福神、鶴に亀など縁起物のモチーフから豊かさを求める人々の思いを見ることできる工芸品、素朴ながら味わい深い生活を彩ったアメリカン・フォークアート、そして個々人の価値観が多様化する現代におけるアーティストたちの表現まで、ボストン美術館の作品他約80件を通して、自分なりの幸せとは何かを考えたい。