EXHIBITIONS

ミケランジェロと理想の身体

国立西洋美術館|06.18 - 09.23

《ダヴィデ=アポロ》(部分) ミケランジェロ・ブオナローティ 1530頃 フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵 高さ147cm 大理石 Firenze, Museo Nazionale del Bargello / On concession of the Ministry of cultural heritage and tourism activities

《プットーとガチョウ》 1世紀半ば ヴァチカン美術館蔵 61×63×44cm 大理石 Città del Vaticano, Musei Vaticani

《遊ぶ幼児たち》 スケッジャ(ジョヴァンニ・ディ・セル・ジョヴァンニ・グイーディ) 1450-70 個人蔵、モレッティ・ファインアート・リミテッド寄託 直径63.5cm テンペラ/板 PRIVATE COLLECTION, COURTESY OF MORETTI FINE ART LTD

《聖セバスティアヌス》 マリオット・アルベルティネッリ 1509-10 個人蔵 130.5×45.6cm 油彩/板

《ラオコーン》 ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ 1584頃 ローマ、個人蔵、ガッレリア・デル・ラオコーンテ寄託 191×145×68cm 大理石 Roma, Private Collection, Courtesy of Galleria del Laocoonte. © D’APPOLLONIO PHOTOGRAPHY

 世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうち、2点の傑作《若き洗礼者ヨハネ》《ダヴィデ=アポロ》が同時に並ぶ、日本で初めての展覧会が開催される。

 彫刻、絵画、建築のすべての分野で名をなし「神のごとき」と称された芸術家、ミケランジェロ・ブオナローティ。システィーナ礼拝堂に描いた《アダムの創造》と《最後の審判》で広く知られているが、自らを語るとき、あくまで「彫刻家」という肩書きにこだわった。

 20代前半に完成させたサン・ピエトロ大聖堂の《ピエタ》、フィレンツェ共和国の象徴とされる巨大な《ダヴィデ》など、卓越した技と美意識が表現された大型彫刻作品は各地で至宝とされている。

 本展は、ミケランジェロが早熟な天才ぶりを発揮した作品《若き洗礼者ヨハネ》と、残されたノミ跡が生々しい制作過程を伝える未完の傑作《ダヴィデ=アポロ》を核に、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品約70点を展示。両時代の対比を通して、芸術家たちがつくり上げた理想の身体美に迫る。