Warm Front

　シカゴのギャラリー「Devening Projects」の作家たちによる展覧会が開催される。

　Devening Projectsは、シカゴ美術館付属美術大学で教鞭を執り、自身もアーティストとして活動するダン・デヴェニングが運営するスペース。最近では、今井俊介、松延総司、野島良太による展覧会（2018年）を行ってきた。

　本展では、デヴェニングを含むギャラリー取扱作家4名が参加。円形やひし形といった計算されたかたちで、画面に描かれたイメージを隠す手法を用いるデヴェニング、反復あるいは伸び縮みさせた抽象的な記号を描くポール・アーシェン、線を交差させ、様々な視点から見た構図をひとつの作品に取り入れるゲーリー・ステファンの平面作品、そして布や木材を素材としたオブジェクトでインスタレーションを展開するアリソン・ウェイドの彫刻作品が並ぶ。