EXHIBITIONS

Spatial Dance

瑞雲庵
2026.10.24 - 11.23

中村竜治《屏風の彫刻 #2》(2026)合板、ステープル 91 × 1638 × 0.55 cm

 京都・上賀茂のアートスペース瑞雲庵で、建築家・中村竜治とアーティスト・松延総司による展覧会「Spatial Dance」が開催されている。会期は11月23日まで。

 本展は、日本建築における「もの」と「こと」の関係に着目し、建築と美術の双方に存在する抽象性を探るものだ。ここでいう「もの」とは、建築を成り立たせる構造や機能といった物理的な条件を、「こと」とは、その空間のなかで生じる人間のふるまいや身体的な経験を指す。ふたつの要素が交錯する日本建築の特質を、現代美術と建築の双方から捉え直すことを試みる。

 会場となる瑞雲庵は、京都市北区に位置する伝統的な和風建築を活用したアートスペース。公益財団法人西枝財団が運営し、次代を担う若手創造者の支援を目的に、現代美術の展覧会などを開催している。今回の展覧会では、建築的なアプローチを持つ松延と、現代美術の視点からも活動する中村、そして瑞雲庵という空間の三者による対話を通して、人々の知覚と身体、空間の関係を問い直す。

 本展をキュレーションするのは、大阪を拠点とするアーティストであり、アートラボ「SUCHSIZE」のディレクターを務めるYukawa-Nakayasu。展覧会では、固定された視点から作品を眺めるだけでなく、身体を動かしながら建築と作品の関係を体験することが重視されている。

 自然光によって表情を変える瑞雲庵で、建築と美術、そして身体の関係を異なる時間帯で体験する機会となっている。