EXHIBITIONS
福士朋子「Silent Scream」
gallery21yo-jで、福士朋子(1967〜)の個展「Silent Scream」が開催されている。会期は11月15日まで。本展に寄せて、福士は次のように述べている。
「gallery21yo-jのオーナー黒田悠子さんのお父様が彫刻家だったことを知る。このスペースは彫刻家・黒田嘉治(1908〜84)のアトリエだった。現存する公共彫刻を訪ねてみた。八王子駅近くに『立つ女』と題された穏やかな裸婦像がいまも佇む。また有楽町のザ・ペニンシュラ東京の7階の窓からは『魔除け』というガーゴイルのような彫像が地上にエールを送っている。
終戦間近に、黒田悠子さんはお母様におぶわれて『B-29が来たよ』と空を指し示されたが、記憶に残っているのは曇天と傍らに咲いていた白梅の花だけという。想像もできなかった戦中の等々力に思いが及ぶことになる。私の父は勤労動員で自由が丘駅近くの寮に住み、川崎の航空計器工場に電車で通ったと何度も語っていた。同じ経路で工場跡地を訪れると、いまは平和記念公園となり多くの少女像や母子像が混在している。はからずも戦後の公共彫刻を巡る旅となる。今回は、台座から自由になった『立つ女』たちをこの空間に存在させてみたいと思った」(展覧会ウェブサイトより)。
「gallery21yo-jのオーナー黒田悠子さんのお父様が彫刻家だったことを知る。このスペースは彫刻家・黒田嘉治(1908〜84)のアトリエだった。現存する公共彫刻を訪ねてみた。八王子駅近くに『立つ女』と題された穏やかな裸婦像がいまも佇む。また有楽町のザ・ペニンシュラ東京の7階の窓からは『魔除け』というガーゴイルのような彫像が地上にエールを送っている。
終戦間近に、黒田悠子さんはお母様におぶわれて『B-29が来たよ』と空を指し示されたが、記憶に残っているのは曇天と傍らに咲いていた白梅の花だけという。想像もできなかった戦中の等々力に思いが及ぶことになる。私の父は勤労動員で自由が丘駅近くの寮に住み、川崎の航空計器工場に電車で通ったと何度も語っていた。同じ経路で工場跡地を訪れると、いまは平和記念公園となり多くの少女像や母子像が混在している。はからずも戦後の公共彫刻を巡る旅となる。今回は、台座から自由になった『立つ女』たちをこの空間に存在させてみたいと思った」(展覧会ウェブサイトより)。

