EXHIBITIONS

特別展

足利樺崎寺と運慶 ―二体の大日如来像―

2026.10.24 - 11.22, 2026.11.25 - 12.20

(左より)重要文化財《大日如来坐像》(1193頃?)半蔵門ミュージアム、
重要文化財《大日如来坐像》(1199頃?)光得寺(東京国立博物館寄託)撮影:佐々木香輔

 東京・半蔵門の半蔵門ミュージアムで、特別展「足利樺崎寺と運慶 ―二体の大日如来像―」が開催されている。会期は12月20日まで。

 栃木県足利市樺崎町に寺跡を残す樺崎寺は、鎌倉初期に足利義兼によって造営され、のちに足利の氏寺である鑁阿寺(ばんなじ)の奥院として機能した寺院だ。近世に荒廃し多くの堂が廃されたが、古記録には義兼に関わる二体の大日如来像の存在が記されている。

 本展は、同館所蔵の《大日如来像》と光得寺所蔵の《厨子入り大日如来像》に着目し、建久年間における運慶の作風や技法の展開に焦点を当てる。会場では、二体の大日如来像をはじめ、鑁阿寺所蔵の重要文化財「鑁阿寺樺崎縁起幷仏事次第(ばんなじかばさきえんぎならびにぶつじしだい)」(鑁阿寺文書)などの重要史料類を展示。あわせて、光得寺所蔵の地蔵菩薩像や樺崎寺跡から出土した考古資料を提示し、足利が造営した樺崎寺の実態を紹介する。