EXHIBITIONS

没後150年 語る絵金、語られる絵金

2026.10.31 - 2027.01.11
 高知市の高知県立美術館で「没後150年 語る絵金、語られる絵金」展が開催される。会期は10月31日〜2027年1月11日。

 絵金(1812〜76)は、本名・金蔵。幕末土佐の絵師として知られる。同地で狩野派を学んだのち、江戸で前村洞和に師事。その後、土佐藩家老家の御用絵師となるも失脚し、町絵師となった。

 本展は、浄瑠璃や歌舞伎などの「語り物」の絵画化に才能を発揮した絵金の代表作を通じて、その軽妙でユーモラスな魅力を紹介。また、高知の人々の「語り」によって受け継がれてきた「絵金文化」の歴史を解き明かす。

 会場では、闇夜のあかりで鑑賞する《芝居絵屏風》をはじめ、2023年度に修復を実施した傑作を展示。また、地域の外へ作品を発信した美術家・浜口富治(1921〜2009)や、赤岡町(現高知県香南市)の祭礼における語りの手法を確立した詩人・近森敏夫(1918〜2011)の活動など、幕末期から現代まで受け継がれてきた高知の絵金文化に関する資料を展覧する。